和教時報

第1742号(2005/1/25)HP掲載記事

統廃合問題・学校づくりで活発な討論!!
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和教時報 第1742号 (2005・1・25号)より

統廃合問題・学校づくりで活発な討論!!

幅広い人々が参加

高校再編問題連絡協議会が結成

 「高校再編」に対する対案づくりのために二回目の協議を十二月に西牟婁支部の会館で開催しました。両教組と古座高校を存続させる会、大成高校のPTA会長、南紀高校・すさみ分校、新宮商高の関係者が多数参加しました。

 大成高校の来年度募集停止の見送りや古座高校の平成一七年度入学生が古座高校で卒業できるようになったことは、地域を中心とした運動の大きな成果です。しかし、それだけでは、根本的な問題の解決にはなりません。高校統廃合問題は保護者や生徒だけの問題ではなく、地域にとっても将来を左右する大変重要な問題です。小・中・高の学校の統廃合は、学習権の保障と公教育の責任の問題であること、学校が地域の社会的共通資本、財産であることを再認識し、「地域づくり」「学校づくり」が必要です。

 会では、長野県「統廃合問題と学校づくり」、粉河高校「三者協議会の取り組み」の報告のあと五地区から現状報告され、今後の運動の方向について協議しました。古座・大成高校の廃校問題は、今後も高校存続を確認し、学科の移設・再編問題では、生徒・地域の要望を反映させることが確認されました。各地域や各高校の関係者だけの運動ではなく、県全体の問題にし、どのように県・教育委員会に迫るか。そのために何が必要か。各団体・個人の意見などが活発に出されました。

 三月末に県教委が成案を出すまでに、広く県民・市民・地域の理解を得た運動にするために、「高校再編問題連絡協議会」を結成しました。会長には、岡本大成高校PTA会長、副会長に島田古座高校存続させる会会長、事務局に和高教を選出し、ビラ、署名、集会など多様に取り組むことを確認しました。一月一六日には、「大成高校を存続させる会」を結成しねばり強い運動を進めることも紹介されました。

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