3%(管理職5%)も賃金カットは許さない! |
一〇月二七日、第二回確定交渉の場で、三%カットをはじめとした逆提案が提示されました。一%カットで民間より三八四三円も低い(県人勧)のに、三%カット、さらに全ての退職時特昇の剥奪、特昇の停止、全ての諸手当の見直しなどありとあらゆる削減を行おうというものです。
県当局は、「三位一体改革」の影響、不況による税収減、そして、大型公共投資でつくった「借金」のために、「このままでは、財政再建団体に転落」と説明。義務教育費国庫負担制度を〇六年に廃止(現在は総額裁量制実施)されるため、大幅な定数削減も行うとしています。しかし、実態はコスモパーク跡地にカゴメトマト工場を誘致するために二十二億円も投資。県教委に対して「当局の代弁をするのではなく、教職員の生活を守る義務を果たせ」「少なくとも臨時教職員は対象からはずせ」と強く要求しました。
「部活・むだな報告書など山のような仕事で超勤・持ち帰り仕事を押し付けて、そのうえ賃金カットはひどすぎる」「休憩・休息時間が全く取れていないのに、現場の実態を何とかしろ」「これ以上過労で倒れる人を増やしてのいいのか」など参加者からの厳しい発言が相次ぎ、「多忙の実態は認識している。今後も努力する」と回答がありました。
妊婦の労働軽減や「子どもの看護休暇」の拡大、介護休暇の延長採用試験の「一部免除」の対象拡大など切実な要求を訴えました。また、外国籍の正規採用者が一級「講師」扱いされている点について「外国人差別をするな」と追及。さらに、さまざまな形態で増え続けている臨時教職員の待遇について、「産休・病休に代替を、せめて公務災害の時は任用を保障して」と訴えたのに対し、「前向きに検討する」と回答がありました。