憲法・教育基本法改悪反対 押しつけ多忙解消 |
文科省・県教委によるトップダウンの「教育改革」押しつけのもと、子どもも教職員も多忙をきわめています。この「押しつけ多忙」は、私たち教職員からゆとりを奪い、じっくりと物事を考える時間を奪う「民主教育破壊」「教職員組合つぶし」の攻撃だととらえることが重要です。
この「押しつけ多忙」攻撃を打ち破り、みんなの願いが生かされる学校づくりのためには、まず、私たちが忙しさの波にのみこまれてしまうことなく、子どもや教育、情勢について本音で率直に語り合い、職場で生きいきと活動し、教職員のさまざまな願いや要求をみんなのものとして、その解決を図る活動に取り組むことが大切です。
今年の和教組大会では、たたかいの柱として「憲法・教基法改悪阻止、押しつけ多忙解消、職場活動の充実で『組織の拡大・強化』と『みんなの願いが生かされる学校づくり』の二つの大運動」を提起します。
「忙しいからこそ集まろう」を合い言葉に、少なくとも月一回以上の職場会を開催し、子ども論議や学校運営に対する怒りや願いを語り合い、その解決をはかっていく職場活動を展開していきましょう。そして、保護者や地域の人々と子どもを中心にすえた対話運動を展開し、それぞれの学級・学校・地域で「学校とは」「教育とは」「学力とは」などの論議を大きく広げ、子ども参加・父母共同の学校づくりを進めていきましょう。
平和をめぐる情勢も深刻です。「教え子をふたたび戦場に送るな」このスローガンが今ほど、重要な意味をもつ時期はありません。自衛隊のイラク派兵を機に、改憲勢力は「憲法改悪」「戦争するための国づくり」に突っ走ろうとしています。今こそ、平和と民主主義を守る運動を大きく展開していきましょう。
最後に、組織の拡大について訴えます。四月から各支部で多くの新しい仲間を組合に迎えています。それぞれの職場で「子どもと教育」を語り、「組合」を語り、「平和と民主主義」を語りながら、ねばり強く組合加入を訴えましょう。和教組大会、支部大会を節目に、組織拡大の流れを太く、大きくしていきましょう!