組織拡大・学校づくり |
新年度が始まって、一ヶ月が過ぎました。六月の和教組大会で、『たたかいの柱』として「憲法・教育基本法改悪阻止、押しつけ多忙解消、職場活動の充実で、『組織の拡大・強化』と『みんなの願いが生かされる学校づくり』の二つの大運動に取り組もう!」を提案します。ここ数年、若年退職の増加、青年教職員の組織率の低下など和教組をとりまく状況は年々厳しさを増しています。文科省・県教委がすすめるトップダウンの「教育改革」に反対し、みんなの願いが生かされる学校づくりのためにも、また、賃金カットや人事考課、成績主義など教職員を管理・分断する攻撃をはね返し、私たちの生活と権利を守るためにも組織の拡大は急務です。特に、青年教職員と最も厳しい条件で働いている臨時教職員に組合加入を訴える取り組みを重視します。文科省・県教委の人件費削減政策や私たちの労働条件の改善にともなって、臨時教職員の数が年々増加し、全国では、一二万から一三万人、和歌山では一〇〇〇人を超えています。私たちのたたかいの中で、採用試験問題では、一次試験の一部免除などの大きな前進させることができました。待遇改善などの課題だけでなく、学校づくりの課題などで力を合わせて取り組んでいく同僚として積極的に組合加入を訴えましょう。
すべての職場で1名以上の拡大を
組合加入を大いにすすめ、秋には、全県または支部で、「組織拡大交流集会(仮称)」を開催し、組織拡大の取り組みを交流するとともに、組織拡大の流れを大きく、太くするための意思統一と決起の場にします。年度末から四月にかけて、各支部では組合加入を積極的にすすめ、新採用者や講師も含め、すでに三〇人の新しい組合員を迎えることができました。憲法・教育基本法改悪に反対し、要求の前進を勝ち取るために、「一〇〇〇回の対話で、壮大な規模で組織拡大を」「すべての職場で1名以上の拡大を」を組織拡大のスローガンにして、全県で組合員拡大に取り組むことを呼びかけます。