和教時報

第1726号(2004/4/25)HP掲載記事

年金改悪を許すな
和教時報一覧へもどる

年金改悪を許すな

全国で100万人以上が参加

―4・15年金スト―

和教時報 第1726号 (2004・4・25号)より

 史上最悪の年金改悪法案が国会で審議中です。

 「掛金が大幅に引き上げられ、給付は国会審議なしで自動的に下がっていく。年金の積立金を株式投資で六兆円も損しておいて誰も責任を取らないのは、おかしい。憲法二五条に基く最低保障年金制度をつくれ。年金改悪は、絶対許さない」と大きな世論が広がり始めています。

 四月一五日に、年金改悪に反対する全国統一行動が行われました。ストライキや職場集会、地域集会、宣伝行動など多彩な取り組みが行なわれ労働組合や民主団体など全国で一〇〇万人以上が決起しました。

 和教組も職場集会に取り組みました。職朝の後、全教職員に訴えたある職場では、「みんな赤枠をよく見てくれていた」と教職員の関心の高さが報告されています。

 「地元国会議員への要請ハガキが現時点で二〇〇枚を超えて集っています。そのすべてに、『ひとこと』が書かれています。こんなこと初めてです。年金改悪に対する怒りの強さを感じます」と日高支部倉本書記長が語ってくれました。

 職場集会以外に和歌山県内では早朝宣伝、申し入れ、一九ヵ所の地域集会が取り組まれました。

 湯浅・広川の地域集会には、保育所の若い保育士さんたちがたくさん参加し、「『若い世代は年金に無関心だとか、政治離れだ』とかと言われているけど、そんなことないですよ。政治に対する不信と怒りをいっぱい寄せてくれましたよ」と有田支部の貴志書記長から。

 全市町村で地域集会を開いた那賀郡では、六町で三五〇人が集りました。

 桃山町の集会では、青年教職員が「年金改悪は許せない」と怒りの声を発言。「ほんとうだ」「ええ発言やったよ」と共感の声が広がり、集会を大いに盛り上げてくれたと那賀支部。

 部家書記長が集会の手ごたえを語ってくれました。

 政府・与党は、連休前にも数の力で衆議院通過をねらっています。

 これからが、正念場です。

このページの先頭へもどる