和教時報

第1724号(2004/3/10)HP掲載記事

上富田が燃えた ヤングジャンボリー
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上富田が燃えた

ヤングジャンボリー

「教育はみんなの力で」と、義家先生

和教時報 第1724号 (2004・3・10号)より

 二月二十一日(土)、ヤンキー先生こと、北星学園余市高校教諭義家弘介氏を招いての「ヤングジャンボリー二〇〇四in上富田」の取り組みが行われ、一一〇〇人参加で大成功を収めました。

 ヤングジャンボリーは、青年教職員が「集って、語り合って、学びあう」ために、企画された取り組みです。主人公は、青年教職員。

 八月から準備を始め、実行委員会を組織し、運営・進行も青年部の手で行われました。

 義家先生は、テレビで見るよりもっとガッツがあり、また、すばらしいスピリッツの持ち主。講演では、自身の生い立ちから、現在の学校での奮闘ぶりなど、ユーモアも交えながら、真剣に語ってくれました。教師を目指そうと思ったのは、「死にかけている僕に『あなたは私の夢だから死なないで』と看病してくれた安達先生」「この人の後に続こう」と決意。「今は僕を変えてくれた人たちに対する恩返し」と、北星学園の教師になり、土日は全国を講演して回っています。もち論、学校は絶対休まない。「昨日も三時まで会議でした」と笑いながら話す義家先生。

 質問コーナーでは、「テレビのヤンキー先生についてはどう思うか」の問いに、「ヤンキー先生は全くだめな教師で、常に周りの教師集団に支えられている。教育は独りではできない」と答えてくれました。

 義家先生もすごいが、義家先生を支える北星学園の教師集団もすごい。

 夜はむろべで大交流会。「のんで、食って、大いに語ろう」と、七〇人の若者が集合。自己紹介では、「今日組合に入りました」と元気なあいさつが続き、みんなの心が一つに解け合いました。西牟婁の皆さん、実行委員のみなさん、本当にご苦労様でした。

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