「先生、あした休んでもいい?」「なんで、こんなテストするの」 |
「学力診断テスト」の実施にあたって、実態アンケートを行いました。一四〇校を越える職場から回答が寄せられ、多くの問題点や矛盾が明らかになりました。主な意見をまとめると次のようになります。
アンケート結果から、「学力診断テスト」は差別・選別の教育を助長し、競争を激化させるものであることが明らかになりました。また、多くの反対意見があり、子ども・保護者、学校に大きな不安と疑問、混乱を招いていることも事実です。
学校現場の具体的な願い・意見を率直に受け止め、公表を中止し、今後「学力診断テスト」を実施しないよう粘り強く要求していきます。
*子どもたちから「いや」「テストの日、休みたい」という声。
*「学校のランクづけになる」と不安を訴える子どもや保護者。
*塾でテストに備えて勉強した。
*「こんなテスト必要ない」という子どもたちの声。
*小学生で四時間のテストなんて、子どものことを考えていない。
*基礎・基本をふまえていない。
*答え方が、通常の教育活動と大きく違っている。
*特別校時は、学校にとって大きな負担。
*急いで作成したのか、前教科書の問題が出題されたり、ねられていない。また、ミスが多い。
*勤務時間をこえての作業になり、さらなる多忙になった。
*採点基準があいまい。これで比べてどうするのだ。
*県教委の一方的なやり方に不満。現場の意見を聞いてほしい。
*集計作業がたいへんで、校内研修ができなかった。
*テスト分析は、学校でやればいい。公表は必要なし。
*学校・地域格差を言いたいだけにしか思えない。
*公表が今後の指導に生かせるとは思えない。
*学校別の公表は、保護者の学校不信を招く恐れがある。