和教時報

第1716号(2003/10/25)HP掲載記事

30人学級署名16万2562筆提出
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30人学級署名16万2562筆提出
教育要求県民集会
聞いて下さい私たちの願い思い
PTA会長も発言

和教時報 第1716号 (2003・10・25号)より

 一〇月八日、約一〇〇名の教職員・PTA役員・保護者が県民文化会館に集まり、第三六回教育要求県民集会が開かれました。この集会は、私たちと県民・保護者がいっしょに直接県教委に対して教育要求を訴えることができる貴重なものです。


 今年の集会の目玉は、昨年から進めている「和歌山でも三〇人学級の実現を」の署名提出。この日も日高から二、〇〇〇名分以上の署名が届き合計一六二、五六二筆の署名を呼びかけ人の一人、弁護士の広谷行敏氏が、テレビ局や新聞社のカメラが注目する中で提出しました。その後、伊都・那賀・和歌山市・海南市の保護者・PTA役員さんが、「二年生になっても少人数学級は続けてほしい」「三九人の学級では情緒障害を持つ子どもはどうなるのでしょう」と次々と三〇人学級の実現を強く訴えていきました。

 さらに、障害児学級の設置や事務職員の配置、不登校・ひきこもりの問題、高校の学区撤廃問題等、一八名の方々が発言していきました。

 これに対し県教委は、三〇人学級については「署名の重みを感じます」と述べたものの「実現については厳しい」と回答しました。

 今はまだ厳しいかもしれませんが、この切実な要求を実現させることこそ今の教育課題を解決するポイントとなります。保護者・県民と力を合わせて運動を続けていくことが大切です。

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