和教時報

第1708号(2003/6/10)HP掲載記事

教基法改悪反対の声を広げよう!!
教基法改悪を許さない!
和教時報一覧へもどる

教基法改悪反対の声を広げよう!!

和教時報 第1708号 (2003・6・10号)より

 今、教育が、平和が危ない!教育を守る大集会」が五月三十一日、和歌山市民会館で開催され、教職員をはじめ一、二〇〇人が参加しました。

 教基法「改正」の是非を問う投票では、圧倒的多数の教職員が「反対」の意思を表明し、そして、地域の方も含め一、二〇〇人が参加した集会の大成功と、教育基本法改悪阻止、教育を守ろうの運動が大きく広がりました。


全教職員投票5995名が参加

 「学校に勤務する全教職員に投票をよびかけよう」それを合言葉に各地でさまざまな取り組みが繰り広げられました。職場代表さんを中心に、職朝でよびかけたり、分担して全教職員にあたった職場、何とか集まろうと弁当を注文して職場会を開き、その場から投票をはじめた職場もありました。組合員のいない職場では地区の役員さんが直接校長先生にお願いに行ったりもしました。

 投票率の六七・九%を見ると、教育基本法「改正」の問題がまだまだみんなの課題になっていないことを示していますが、今回の投票運動を通して、少なくとも教育基本法について職場で論議する土台ができたのではないかと思います。投票を棄権された方、「どちらでもない・わからない」と答えた方々を含め、今後さらに教育基本法の見直しで子どもたち・学校・教育はどうなるかの論議を深めていきましょう。

 
このページの先頭へもどる

教基法改悪を許さない!
会場いっぱい1,200人の集会

和教時報 第1708号 (2003・6・10号)より

 教育を守る大集会は和歌山読み聞かせの会のみなさんによる「教育基本法」前文の朗読で始まり、つづいて若者による迫力ある和太鼓演奏が行われました。

 そして、大谷昭宏氏を講師に迎え、「みんなの命輝くために」と題して講演が行われました。大谷氏は、少年の犯罪件数が急増しているが、「そこまですさんだのはなぜか」と問うのは愚問だ。その子たちが生まれた一五年前と、今の社会とどちらがよかったのか、一五年前の方がよほどしっかりしていた。悪い社会を大人が提供しておいて、子どもたちがよくなるはずはない。この間、日の丸・君が代法、盗聴法、住基ネット、個人情報保護法と成立させられ、有事法制まで国会を通されようとしている今、残るのは教基法。改悪されれば、憲法改悪への一つの流れになる。先生のがんばりがその流れへの大きな砦となる、と訴えられました。

このページの先頭へもどる