和教時報

第1707号(2003/5/25)HP掲載記事

職場活動の充実で、子どもと学校に「ゆとりと笑顔」を
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子どもの願い無視した「教育改革」反対
教育基本法改悪反対、多忙解消、
職場活動の充実で、子どもと学校に「ゆとりと笑顔」を
和教組大会に向けて

書記長 大川克人

和教時報 第1707号 (2003・5・25号)より

 今ほど、「和教組の存在意義が問われるときはない」と感じています。それは、教育基本法の改悪、子どもの願いを無視した県教委の「教育改革」、三〇人学級をはじめとする教育要求、職場の多忙解消、新勤評・「教員評価」による成績主義賃金の導入など、子どもと教育にとって、たいへんなときを迎えています。まさに、子どもの願いを大切に、教育を守るのか、それとも、文科省・県教委のすすめる「教育改革」に甘んじるのかが問われています。

 昨年、「みんなの力で和歌山でも三〇人学級の実現を」の大運動に取り組みました。それは、PTAの役員さんや保護者のみなさん、多くの県民のみなさんの共感を得て、各地で共同の取り組みが前進しました。今年度は小学校一年生で一部の少人数学級が実現しただけに終わりましたが、このことに確信を持ちたいと思います。

 今、国会で有事法制が論議され、文科省は教育基本法改悪を国会に提出しようとしています。これを許すことは、絶対にできません。「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンを今こそ高く掲げたいものです。教基法改悪についての職場学習、文科省への抗議の寄せ書きが、三〇〇近くの職場で実施されました。職場からのたたかい、父母・地域との共同のたたかいが求められています。

 最後に、組合員の拡大と職場づくりについて強調したいと思います。四月から組合員の加入が進んでいます。新しい仲間は職場に活気を与えます。和教組大会・支部大会まで、目標をもって取り組みましょう。全組合員の力を結集し、和教組大会を迎えたいと思います。

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