和教時報

第1696号(2002/11/10)HP掲載記事

いらんことすんな 教基法「見直し」憲法「改正」
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いらんことすんな
教基法「見直し」憲法「改正」
10・26中央行動に62名参加

和教時報 第1696号 (2002・11・10号)より

 一〇月二六日、東京の日比谷野外音楽堂で「生かそう教育基本法 築こう平和一〇・二六みんなのつどい」が開催され、全国から二〇〇〇人、和教組から六二名が参加しました。

 「つどい」は、教育基本法の改悪ではなく、今こそ学校や社会に生かそうと開催されました。井上ひさしさん、小山内美枝子さん、米倉斉加年さんなど、広範な文化人や研究者が呼びかけ人となり、当日、メッセージも寄せられました。


三年生になったらいなくなる

 神奈川の旭ヶ丘高校の生徒三人は、「友だちに『お金がないので三年生になったらいなくなるかもしれない』といわれた。私学助成の署名に一人一二〇筆の目標で取り組んでいる。署名活動を通してHR活動が活発になるように、クラスで討議しながら取り組んでいる」と元気に報告を行いました。「子どもの声を国連に届ける会」の青年一〇名は、「校則は必要ないと思う。制服もいらない。一人ひとりに表現の自由がある」と、発言しました。子どもの権利条約が実効あるものとなるためにも、教育基本法を生かさなければならないなど、取り組みの報告を行いました。その他、東京土建、大阪のPTAなどからも取り組みの報告がありました。


全市町村から集会参加

 和教組では、教育基本法の「見直し」を許さないために、学習・署名などに取り組んできました。また、「一〇・二六集会を契機にさらに運動を前進させよう!」と、全市町村と和歌山市では中学校区から代表を派遣するため、全教職員からカンパを募りました。そして、全県から六二名がこの集会に参加しました。

 集会終了後、銀座までパレードを行い、和教組・和高教の八一名は「いらんことすんな!教基法『見直し』憲法『改正』」の横断幕を先頭に、元気に行進しました。

 「つどい」の前日には、国会前座り込み、国会議員要請行動などが行われ、和教組から一〇名が参加しました。


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