第12回全国女性教職員学習交流集会 |
第十二回全国女性教職員学習交流集会が一〇月十二・十三日に県民文化会館とアバローム紀の国で開かれました。一日目の全体会は約一〇〇〇人、二日間でのべ一五〇〇人が参加しました。和歌山県下からは、のべ九〇〇人が参加しました。
初日の全体会で、柴田全教女性部長は、新学習指導要領の実施により、競争と管理の教育がいっそう強まっているとのべ、憲法と教育基本法を守りいかす取り組みを呼びかけました。
大橋全教女性部事務局長は基調報告で、完全学校五日制と新学習指導要領実施の矛盾により職場の多忙化が一段と悪化していると指摘。一方で、三〇人学級を求める自治体意見書が一七〇一自治体(五二・五%)に増え、独自に少人数学級を実施する自治体も広がっている現状を報告し、国に三〇人学級と教職員の増員を求める署名運動を強めていこうと訴えました。
また、女性教職員がいきいきと働き続けるための課題として、定数改善や、育児・介護制度の定着の取り組みなどを提起。有事関連法案阻止のための国会議員への、はがきによる要請も呼びかけました。
全体会では秋葉英則大阪教育大学教授が記念講演し、和教組・和高教の教職員一〇〇人以上が出演して、女性教職員の日常を描いた創作ミュージカル「君がいるから」が演じられました。その中で唄われた「更年期ブルース」が大好評で歌詞とビデオの注文が殺到しています。