和教時報

第1690号(2002/7/25)HP掲載記事

第18回全日本教職員組合定期大会
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30人学級実現へ和歌山も
大川書記長が発言
第18回全日本教職員組合定期大会

和教時報 第1690号 (2002・7・25号)より

 七月五日から七日まで第一八回全教大会が東京で開催されました。小泉内閣は会期を延長してまで有事法制などの悪法を強行しようとしています。そんな中で開かれた大会では「有事法制・教育基本法改悪反対」の集中討論が行われました。


何全山形教組 全教に加盟

 全山形教組は六月二九日の大会で全教への加盟を決定しました。全山形教組委員長は「北の地に十一年前に教組を結成しました。教組共闘のたたかいにより、県が全国にさきがけて三〇人学級に着手しました」と挨拶。会場が連帯の大きな拍手に包まれました。


有事法制阻止・高校生の主体的活動

 集中討論では有事法制阻止の取り組みが、各地から報告されました。高校生にビラを配布して有事法制の危険な本質を知らせたところ、平和への関心が高まったことや、自ら運動の主体となった高校生の活動が報告されました。


どの子も豊かに育ってほしい

 全国から、三〇人学級の運動の成果と、現在進められている取り組みが報告されました。青森では知事選挙にあたって立候補者全員に三〇人学級を公約にかかげさせる運動を進めて行ったことが発言されました。和教組からも大川書記長が「五日制実施で学校からゆとりが奪われている。ゆとりを取りもどし、どの子も豊かに育つために和歌山でも三〇人学級の運動を始めている」と発言しました。


声をかけてくれるのを待っている

 二〇代から三〇代の人たちの意識は変化しているとして、思いきって声をかけ、組合のことを訴え仲間を増やしている多くの取り組みが報告されました。一人ひとりの考えを変化させていくことは夢のあることだと、女性の支部書記長が元気に発言しました。

 「日本を戦争をする国」にしようとする有事法制を阻止し、教育の機会均等を保障する三〇人学級を実現するたたかいを多くの仲間とともに進めることを確認して大会が終わりました。


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