和教時報

第1686号(2002/5/25)HP掲載記事

子どもと学校に「ゆとりと笑顔」を
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子どもと学校に「ゆとりと笑顔」を
みんなの力で和歌山でも三〇人学級の実現を!!
和教組大会に向けて  書記長 大川 克人

和教時報 第1686号 (2002・5・25号)より

 今の和教組の課題は、「学校づくりと組織拡大だ」と思っています。たいへんな課題ですが、子どもと学校に「ゆとりと笑顔」をとりもどすためには欠かせない課題です。

 学校週五日制・新学習指導要領がスタートし、職場から「『忙しいね』と言葉を交わせないほど忙しくなった」「帰る時間が二時間ぐらい遅くなった」「持ち時間が多くなってたいへん」「子どもたちも六時間授業の日が増えてしんどそう」など、今までにない報告が寄せられています。まず大会では、子どもたちや教職員、父母・地域の現状を出し合いたいと思います。

 二つ目は、「みんなの力で和歌山でも三〇人学級の実現を」の大運動の課題です。全国的に少人数学級が二〇道県で実施されるなど、大きな世論になっています。和歌山でもできないことはありません。今までにない規模の署名など、県民世論で実現したいと思っています。

 三つ目は、今、国会で有事法制が論議され、中教審では教育基本法改悪が論議されています。これを許すことは、絶対にできません。「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンを今こそ高く掲げたいものです。

 最後に、組合員の拡大と職場づくりについて強調したいと思います。四月から新採用の先生方も加入しています。新しい仲間は職場に活気を与えます。和教組大会・支部大会まで、目標をもって取り組ましょう。また、4・12の一斉職場集会では、「職場で話しあうっていいなあ」「集まったらホッとするなあ」などの感想が寄せられました。職場会がやっぱり基本です。職場会を何よりも大切にしたいものです。


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