和教時報

第1683号(2002/4/10)HP掲載記事

職場で平和を願うピースピースコンサート
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職場で平和を願うピースピースコンサート
子どもたちと楽しいゆとりある学校作りたい

和教時報 第1683号 (2002・4・10号)より

 昨年十二月、ある養護学校で分会が呼びかけて職場で「ピースピースコンサート」(略称、ピーコン)を開いたというので取材にでかけました。取材には分会長と分会執行部の五人の先生が出席してくれました。


Q、なぜ「ピーコン」を?

A、九月のテロ事件のあとアメリカによる報復戦争で、世界の平和が脅かされている、今こそ平和を求める取り組みをと、参加者を公募して開きました。当日は音楽室で手作りの歌集を使って歌いました。歌だけでなく、「語り」をしてくれた人もいました。コンサートには未組合員も参加してくれました。


Q、ピースコンサートを職場でできるなんてすごいですね。日頃の分会の取り組みを教えてください。

A、「みくね」という職場新聞を発行して組合の情報をお知らせしています。職員室の組合専用のホワイトボードで新しい情勢をお知らせしています。職場の労働安全衛生委員会でアンケートをおこなった結果、二学期に一回、三学期に一回「ノー残業デー」をとることにしました。また、若い人たちの意見が聞きたいので、青年部の人に分会執行部に入ってもらいました。


Q、今後の取り組みは?

A、みんな元気で働きつづけられたらいいなあと思います。リフレッシュ休暇も年度末まで取れないままきて、日数を減らしてとったという実態です。年度がかわるあわただしい時ですが、権利を確かめ合いながら子どもたちといっしょに楽しいゆとりのある学校を作っていきたいです。


 「学校にゆとりと笑顔を」という討議資料を職場に届けました。三月八日付けで県教委から、勤務時間の割り振りについての基準制定の通知がなされました。この養護学校分会のような取り組みを、さらに広げるためにも年度始めの職員会議で、十分論議し、学校全体の取り組みになるようにしましょう。


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