和教時報

第1679号(2002/1/25)HP掲載記事

2001年度 教育研究全国集会
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2001年度 教育研究全国集会
築こう平和の世紀
創ろう参加と教育の世紀

和教時報 第1679号 (2002・1・25号)より

 「築こう平和の世紀・創ろう参加と共同の学校・教育」をテーマに、二〇〇一年度教育研究全国集会が、高知市内を中心に開催されました。

 和歌山からは一五名のレポーターを含む三一名が参加。「土佐の教育改革」のうねりと、全国各地の教育研究・教育実践を熱く学びあいました。


南国市教育長が来賓挨拶

 開会集会は十一日、西武球団のキャンプ地として知られる春野総合運動公園・体育館で開催。例年どおりの二〇〇台近い右翼街宣車の妨害をはねのけ、二五〇〇人を超える参加者が集いました。参加者と一体となった「よさこい踊り」で幕を開けた開会集会。何よりも心に残ったのは、高知県市町村教育委員会連合会の会長として南国市教育長が来賓として挨拶。「土佐の教育改革」の取り組みにふれながら、子どもと保護者、学校・教職員、教育行政が互いに力を合わせ、子どものための学校づくり、教育改革を進めていくことの重要性を語ってくれたことでした。


注目集めた教科書採択レポート

 十二日から市内各地で開かれた分科会では、学校週五日制、新学習指導要領の本格実施を控えて、子どもたちに本当に必要な学力を育てるための実践、教育課程の編成をどう進めるかなど、活発に語り合われました。平和と国際連帯の分科会では、「田辺教育と教科書の会」から、夏の教科書採択をめぐってのレポートが報告され、全国の参加者から大きな注目を集めました。


夢をないあわせ

 現地要員や高知県民のあたたかい、力強い支援の中で開かれた教研集会は、「学校と教育への子どもの願い、父母の想い、教職員の夢をないあわせ、参加と共同の力、草の根からの教育改革を通して、二十一世紀の教育改革への展望を切り拓きましょう」の集会アピールを採択し、無事幕を閉じました。^k失業率が五%を超え、不況を理由に「賃下げ・リストラあたり前」という攻撃がかけられています。小泉「改革」が進行すればするほど、倒産・失業・生活の負担が増し、国民に「痛み」どころか致命的な激痛がもたらされ、いっそう不況を深刻にしています。和教組では、県地評の呼びかけで「医療改悪反対連絡会」に参加して、雇用を守り医療改悪に反対する取り組みをすすめています。


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